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傷痕って、すごくきれいなやつがある。
愁いを含んだ、切なくて、儚くて、愛しくて、舐めたくなるような、。

けど、彼女のそれは少し違うなって、そう感じたの。
たとえばそれが、他の誰かにとって美しい場合もある。
でも、それなら、わたしには知らせなくていいのに。と、思う。
その「他の誰か」(彼女には多分居るはずだよ)にだけ、秘密を解いてあげればいいのだ。
だってわたしちっともわからないもの、彼女の込めた想いも感じた痛みも。
詳しいことは何も知らないのよ。
それにきっとそれはわたしだけじゃないはず、彼女にとっても同じなはず。
だから、わたしに見せてしまう必要はなかったはずなのに。
体育の着替え中、騒がしい更衣室、周囲には同じ学年の女の子たち。
行為自体を蔑むつもりも、見せたことを馬鹿にするつもりもないけど、
どんな気持ちだったのかわからない。
あの状況なら、軽い気持ちでやったことだったと捉えることも出来るんだよ。
そんなのあんまりじゃないか。それでもいいの?

一般的な話をすれば、
むやみに晒したって、一時的な多少の情が付くぐらいで、あとは価値が下がるだけだ。
好奇の目だってあるだろ。
それに多分、あとになって後ろめたさが残ってしまうのは本人の方だ。

いたみは、秘めておいた方が、美しいわ。
大げさに隠すこともないけど、堂々と晒してしまうのは勿体ない。
そうっとしまっておくの。
いつかきっと、自然にさらけ出すときが来るまで。

静かに疼く痛みや苦しみや悲しみが、愛しい人の前でだけ溶けてゆく瞬間を、
わたしはじっと見つめていたい。見つめてみたい。
それはきっとスゴく気持ちの良いこと。とても贅沢なこと。
日々の中で感じる、途方に暮れてしまうような、どうしようもないような悩みや想いが、
自分の弱さのために無駄になってしまうのは、イヤなの。
わたし、そんなに、軽い女じゃないのよ、と 胸を張って言いたい。
だからわたしは、なるべく喚かないようにしたいし、下手な方法で甘えたくない。
今日、彼女のことがあって、改めてそう思ったの。

間違ってるかな。
彼女に対してそんな風に感じてしまったのは、失礼だったのかな、
わたしが優しくないだけなのかな。
でも、強い人の方が、良い意味で甘え上手だし、優しさを履き違えていないと、
思うんだけどな。

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